待望の日本開催。ITCC2021(第83回 国際天空橋朋花首筋学会)に参加してきました。

【注意】この記事に登場する人物、事象は全てフィクションです。現実に存在する方々とは一切関係ありませんので予めご承知おきください。

 

 はじめまして、かめぴと申します。

 ITCC2021(第83回天空橋朋花首筋学会)が盛況の下に閉幕となりました。

 昨年度から引き続き、その様子について報告させて頂こうと思います。

 昨年度の記事は以下からお願いします。

kamepppppppp.hatenablog.com

 

 

1. 会議の概要

会議の概要は以下の通りです。

 

名称:International Tomoka's Crest Congress 2021

   第83回 国際天空橋朋花首筋国際会議

主催:International Tomoka's Crest Association

   国際天空橋朋花首筋学会

共催:Tomoka-Tenkubashi World Association

   世界天空橋朋花機関

   International Society of 765 Production

   国際765プロ学会

   Japan Society of Tomoka's Crest

   日本天空橋朋花首筋学会

   765 production

   株式会社765プロダクション

期間:2021年6月29日~7日4日

場所:東京国際展示場(東京ビックサイト)

参加者:約20,000人

講演数:約12,000件(うちオーラルセッション約8,500件、ポスターセッション約3,500件)

 

 今回の会議の特徴として、記念すべき日本開催なので協賛企業に「765プロダクション」が入っていることが挙げられます。

  ITCCは朋花様には秘密にしなければならないので、海外で開催される際はリスク管理の面から765プロ様は協賛に記名されない(会議の開催については常に連絡している)のですが、今回は万が一にも朋花様に存在を気付かれてはいけないということで、事前の朋花様のスケジュール調整や各所への根回しなど、765プロ様には多大なご協力を頂きました。

 また、765プロ様に協賛頂いているということで、本会議では朋花様に関わる楽曲の利用が全面的に解禁されています。通常の国際会議では朋花様への配慮からアレンジが利用されているのですが、今回は公式からOKが出ているということで、会場BGMとしても765プロ様の楽曲を使用させて頂きました。

 会議中に失神する者や、通路を移動する者が動けなくなったりするなど様々な弊害がありましたが、皆幸せそうな顔をしていたので良しとします。

 

今回、私は以下の内容で口頭発表させて頂きました。

Title: Accessibility to Tomoka’s Sensory Nerve Associated with physical development

  朋花ちゃんの身体の発達に伴う首筋の感覚神経へのアクセスに関する研究

Date: 2020/6/30

Session: Sensitivity

 

2. 準備期間

 日本開催ということで、今回は私も運営委員の一人として参加させて頂きました。

 海外の天空橋朋花首筋研究の第一人者ともやり取りをさせて頂く機会となり、とても良い刺激になりました。研究者とのやり取りは「私は〇〇の研究をしている者です」から始まるのが面白いですね。

 名前も知らないフランスのポスドクの方から参加登録時に頂いたメールが「ヘイ、今日も朋花様の首筋は最高だな(和訳)」から始まったのは本当に笑いました。

 

 会場の確保や設営などは他の慣れている大先生方が進めて下さったので、私は主に事務局として登録や振り込み状況の確認、案内対応などと、会議終了後に開催されたセレモニーの企画運営を担当させて頂きました。

 運営委員をさせた頂く中で痛感したことが、やはり自分の語学力の無さでした。学術誌のリーディングや、専門分野に関わるリスニング・スピーキング力はある程度はカバー出来ると思っていたのですが、登録に関するやり取りや、ちょっとした案内などで自分の能力の無さから無駄な労力をかけてしまうことが多くありました。

 共に事務局として参加頂いた、国立環境研究所の東雲さんは流石でした。彼女は朋花様の首筋によって与えられる「温もり」について生理学的な観点から研究されている研究者なのですが、とても語学が堪能で以前から「朋花様の首筋に関することなら全世界の言語で説明できる」と豪語しており、学会運営時は基本的にすべて英語なのですが各国の訛りなどにも慣れていて、とても頼りになりました。

 

 私は基本的に裏方だったのですが、要所要所で運営委員が一堂に会して情報共有という名の首筋談義をさせて頂き、国内の研究者とも普段学会などでは出来ないような深い議論をさせて頂き、非常に有意義でした。

 結局みなさんお酒が入ると首筋の話になっちゃうんですよね。やはり楽しいです。

 

3. 会議開催、オープニングセレモニー

 6月29日、オープニングセレモニーが開催されました。

 今回は大会長である東京大学 天空橋社会学部 名誉教授の岩王山氏の「海外からお越し頂いた方に、765プロの空気を感じて頂きたい」という計らいで、東京ビックサイト東1,2,3展示ホールをぶち抜いたライブ会場形式で開催されました。

 さらにゲストとして、765プロ事務員として働く傍らで、天空橋朋花カップリング研究の第一人者であります音無小鳥様を招聘してミニライブも開催されました。

 音無氏がカバーした「鳥籠スクリプチュア」はもはや医務室がヒヤヒヤするほどの盛り上がりでした。やはり海外の研究者でも「天空騎士団 七の誓い」は日本語なんですね。

 その後、音無氏の特別公演がありました。765プロダクションの歴史から、朋花様が39プロジェクトに参加する過程、さらには事務所内で盗撮された秘蔵写真など、これまで公開されていなかったことが人類の大きな損失だと思われる情報が発表され、会場は混乱の渦に飲み込まれました。

  公演後、学会長から直々に「今すぐ国際ジャーナルに投稿するように」と念押しをされた後、惜しまれながら音無氏は退場となりました。

 そのあと岩王山氏から大会長の挨拶があったんですけど、もうなんかあんまり記憶に残ってないです。たしかイギリスのシンクタンク、ニュー・エコノミクス財団との共同研究で朋花様の首筋を摂取することが世界幸福度指数HPIに与える影響とかそんな感じだったと思います。ごめんなさい大会長。

 あとウェルカムパーティですが、今回は次の日の仕事が詰まり過ぎてて参加できませんでした。後から聞いた話では、公式音声が解禁されたということで、大会長がステージ上でアレンジしたMADをDJ方式で披露し、それはもう盛り上がったらしいです。

 ちょこちょこ写真や動画を見させて頂きましたが、一見すると暴動が起こりそうなくらいの盛り上がりにも関わらず、全員が秩序を持って大きなトラブルなく進行するのは流石は朋花様の臣下といった印象ですね。

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設営前の東1-3ホール(国際展示場公式サイトより)

 

4. 会議の様子

 2日目からいよいよ一般発表が開始されます。今回は日本開催ということも有り、日本の学生さんも多く参加されていました。日本は天空橋朋花首筋研究者の数が世界一とも言われており、例年と比べても発表者が多かったです。

 特筆すべきことは発表者数だけでなく、参加者が例年と比べて顕著に多かったことでしょう。本学会の特性から、一般に多く広報されるような会議ではなかったのですが、それでもどこから聞きつけたのか非発表者が約8,000人も参加し、一時期は通路がごった返していました。松田亜利沙の目撃情報もありました。

 ですが、そこは本場の天空騎士団の腕の見せ所。大会の運営委員も騎士団を兼務している者も多いのですが、本職の天空騎士団の方々の能力の高さを改めて実感することが出来ました。

 また、「朋花様を悲しませることは絶対にしない」という信念を各々がよく共有しており、体調管理などもある程度は各人に任せてしまっていたのですが、医務室の利用が想定より少なく済んでとても助かりました。

 この辺りは騎士団の皆様、朋花様を愛する皆様のご協力あってのことです。感謝してもし切れません。

 

5. 特筆すべき発表内容

5.1. 朋花様の首筋を利用した地球環境問題へのアプローチ

 朋花様自身は強烈な冷気を発することが出来るため、地球温暖化対策への活用技術がこれまで研究されていましたが、首筋に関してはそれを見たものの代謝が活性化する(≒熱が発生する)ことから、温暖化の観点では主に「どう対策するか」という議論が活発に交わされていた分野でした。

■Adjusting the sencitive temperature by materials generated from Tomoka's crest.

 朋花様の首筋から発生する物質を用いた体感温度の調整

 京都大学、寺脇氏

 一方、今回京都大学の寺脇教授が発表された研究で「朋花様の首筋から発生する物質を吸引することで酷暑環境に対する耐性を獲得でき、室内の人間に効率的に吸引させることで電力消費を抑えることができる」という、これまでにないアプローチが発表されました。

 この研究には海外の研究者も多くが関心を寄せており、日本国内での国家プロジェクトにも採用されていることから、非常に多くの研究者が集まっていました。

 寺脇氏いわく元々はスウェーデンの民間療法として活用されていた方法らしく、やはり先人の知恵に学ぶことは重要であると痛感致しました。

 

5.2. 朋花ちゃんの首筋へのアプローチ

 前回大会で北京大学のYuanzi氏から、篠宮可憐センサを利用して朋花様の首筋センサをジャミングする技術に関して発表があり、Yuanzi氏の研究室の学生の発表や共同研究者が数多くの発表をされており、一大ジャンルへと昇華されているように感じます。たった一年でここまで研究が進展しているのは素直に感心します。

 今回はその中でも特に面白く、国際会議若手論文賞を受賞されたYoung氏の発表を紹介致します。

 

■ KS System Improvement - Burden to Karen, Effect on Tomoka

 可憐への負担と、朋花への影響を考慮した篠宮可憐センサリング技術(KS System)の改善

 北京大学、Young氏

 Young氏はまだD1だそうです。とても完結かつ理路整然と説明されていて、将来この分野の第一人者となりそうな雰囲気を感じました。

 前回の会議で議論となっていた、可憐センサと朋花センサの位相差について、室内の壁表面の形状によって物理的に反射波の周期を操作することで、ジャミングに必要な強度を減少させて篠宮可憐と朋花様の両方の負担を低減させようという研究です。

 非常に実用的であると共に学術的意義も深く、発展性もありそうだと感じました。今後の朋花ちゃんの首筋へのアプローチ環境が一変して、朋花ちゃんの首筋が触り放題になりそうです。触らないですけど。

 

5.3. Session: Sensitivityでの講演内容

 私はこちらのセッションで、特にダンスに着目した朋花様のアイドル活動と、それに伴う筋肉を中心とした身体の発達の予想、そこから首筋の感覚神経の感受性の変化の予測モデルについて報告させて頂きました。主な質疑としては、以下のようなものがありました。

 

Q:映像から推測する筋肉量との相関はどうなっているのか。

A:確認しています。今回のモデルは一般女性の筋肉量の発達を考慮して作成致しましたが、その際にダンスによって発達する朋花様の筋肉量が一般女性と同様の傾向を示すことを確認しています。今後、身長や体重が変化した場合には適宜モデルの更新が必要になります。

 

Q:朋花様は脹脛の筋肉も素晴らしいと思うが、どうか。

A:質問の意図が分かりませんが、本モデルは脹脛への適用は考えていません。というのは、首筋周辺と脹脛周辺では筋肉の付き方や感覚神経との距離が異なることと、朋花様は首筋近辺の感覚神経が他の部位と比べて過敏であるということで、今回は首筋周辺を対象としたモデルになります。脹脛の筋肉も素晴らしいということはここにいる方々は全会一致で賛同頂けるかと思いますが、またの機会にお話させて頂ければと思います。

 

Q:練習中の髪型がお団子か、下ろしているかによって首筋周辺の感覚神経への影響が異なると思うが、どう考えているのか。

A:とても鋭い指摘です。今回のモデルは全て朋花様がお団子のままでレッスンをしているという仮定の下に作成されています。論文中では過去の朋花様の研究ではほぼ全てのライブでお団子ヘアーをしているため、このようなモデルとしたと報告していますが、松田亜利沙氏の情報では多くがお団子ヘアーであったという報告がありましたが確率の問題でしかなく、今後の髪型事情によっては修正が必要かと考えます。

 

 今回の発表では、前回のEyke氏の質問を受けて改めてモデルを組みなおしたもので、共著としてEyke氏にも入って頂きました。こうして学会で議論した内容で新たな研究が出来るというのはとても刺激的でした。

 Session: Sensitivityでは去年に引き続き、朋花の表皮細胞を培養する研究も多くなされておりました。アメリカではプラントスケールでの研究も始まっており、安価に入手できるようになれば我々研究者も利用しやすくなり、更なる進展が望める分野だと思います。

 

 6. レセプション『KUBISUZI NIGHT』

 大会最終日の7月4日、レセプションが開かれました。私はこのレセプションの企画と案内、当日の司会を担当させて頂きました。

 詳細は日本天空橋朋花首筋学会から発刊されている学会誌に掲載される予定なので、ここでは運営をした苦労話などを。

 やはり一般の参加者様が多かったこともあり、参加者数が最後まで読めなかったのが一番つらかったですね。事前に参加者に個別に声掛けして、一定数の参加者は確保できていたので、キャンセルやスカスカにはならないとは思っていたのですが、ここまで参加者が増えるとは。

 当日は、簡単な紹介とテーブル分けを済ませた後、五感(味覚、触覚、聴覚、嗅覚、視覚)を使って朋花様の首筋を当てるゲームをさせて頂きました。ゲームの企画の時から思っていたのですが、最近は疑似首筋製造の技術も発達していて、まぁおそらく一般人であれば騙せるだろうなというクオリティは確保できているのではないかなと感じます。一部の参加者からは怒られましたが・・・。

 その後は、立食パーティーで参加者同士が自由に動ける状況とし、我々運営委員はそれぞれの間を回って会話を促したり、記録用の写真を撮ったりしていました。運営委員という大義名分があったので、人付き合いが苦手な私でも積極的に喋れました。こんなに喋れたのは初めてだと思っています。

 立食パーティ中のBGMは公式曲を流そうと思っていたのですが、途中で参加者にDJブースを乗っ取られて、突発的なアレンジが始まりました。参加者のバリエーションが豊富過ぎてもはや制御不能です。それでも盛り上げる力があって、運営としてはとても助かりました。というよりも一緒になって笑っていました。朋花様は世界共通の笑顔をもたらしてくれますね。

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「KUBISUZI NIGHT」で熱狂する参加者たち

 

7. おわりに

 まず、今回運営委員として参加して、参加者の皆様に支えられているんだなぁということを改めて感じました。皆様ありがとうございました。

 今回はこのような稚拙な文章として纏めさせて頂きましたが、詳しい様子については日本天空橋朋花学会から改めて報告されると思いますので、そちらをご参照ください。

 やはり天空橋朋花の首筋が好きな人たちがあつまり、共に熱狂する場というのは何度参加しても良いものです。地球上の全ての人類に朋花様の首筋の魅力が知れ渡ることを願っておりますが、我々はその未来が出来るだけ早く訪れるよう、技術面からサポートして行ければと思っております。

 朋花様の益々のご活躍と、首筋研究の益々の発展を願っています。

Ave Maria